Sereebo® P

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PRODUCTS & SOLUTIONS

Sereebo^® P

熱可塑性樹脂をマトリクスとした射出成形用炭素繊維強化樹脂です。長繊維ポリカーボネート系のLCFグレードと短繊維ポリアミド系のCFPグレードを展開しており、これらを適用することで、樹脂部品の薄肉軽量化・機能付与が図れます。

What’s New！ 2023年5月17日更新

「Sereebo^® P」が、ニコンミラーレスカメラ「Z 8」に採用。マグネシウム合金と同等の強度でボディー全体の高い耐衝撃性を確保。

射出成型用CFRTP：Sereebo^® P

複雑な形状にも対応可能な熱可塑性炭素繊維複合材料

Sereebo^®（セリーボ^®）は、 “Save the earth, revolutionary & evolutionary carbon”に由来する帝人株式会社の登録商標であり、地球環境に配慮し、モノづくりの現場に新たな革命を起こすことができる熱可塑性樹脂を使用した炭素繊維複合材料（CFRTP）の製品ブランドです。
Sereebo^®（セリーボ^®） Pは、一般的な射出成形機を用いて成形可能なCFRTPであり、高い生産性で複雑な形状のCFRTP成形品を製造することが可能です。
また、ポリカーボネート樹脂をマトリクスとした長繊維強化樹脂であるLCFグレードと、ポリアミド樹脂をマトリクスとした短繊維強化樹脂であるCFPグレードの二つのカテゴリーで展開しております。用途・目的に応じたグレードを選定・適用することで、薄肉化・軽量化はもとより、下記に示す特長を発現し、製品の高性能化やトータルコスト削減などに貢献できます。

特徴

・高強度・高剛性
・高外観・塗装性
・EMIシールド性
・寸法精度（低熱膨張など）
・耐クリープ性

製品形態（ペレット）

Sereebo^® P LCFグレード

炭素繊維の束をマトリクス樹脂で被覆した芯鞘形状のペレットです。
射出成形の際、射出成形機内で溶融しながら、速やかに炭素長繊維がバラけ、均一に炭素長繊維が分散した状態の射出成形品が得られます。
Sereebo^® P CFPグレード

一般的な射出成形用コンパウンドと同様に、ペレットの段階で、既に炭素繊維が均質に分散した状態です。
射出成形の際、常に均質な分散状態が維持され、射出成形品が得られます。

Sereebo^® P の特徴と採用事例

高強度・高剛性～軽量化～

ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂をマトリクスとする一般的な炭素繊維強化樹脂に比べて、優れた炭素繊維補強効果を実現しています。所定の強度、剛性を達成しつつ、優れた成形性を確保でき、金属代替材料として高い形状設計自由度が期待できます。

成形性・塗装性～優れた表面外観～

射出成形用に開発された素材なので、複雑・微細形状の成形が可能です。更に独自処方により、成形品の表面は平滑・滑らかで、優れた外観を有しております。
LCFグレード、CFPグレード共に塗装処理を施すことで、様々な意匠・カラーバリエーションに対応することが可能です。
また、シボ加工などを活用し、光沢性、触感、滑り性を表面に付与し、さまざまな表面性・質感の製品設計や、無塗装によるコスト削減なども可能です。